新座市の相続・終活ガイド (6) 遺言書だけでは不十分?家族に想いを伝える「エンディングノート」という選択

新座市の相続・終活ガイド (6) 遺言書だけでは不十分?家族に想いを伝える「エンディングノート」という選択

1. 遺言書があっても相続トラブルは起こる

「遺言書があれば安心」と考えていませんか?

たしかに、法的に有効な遺言書は、相続の意思を明確に伝えるための大切な手段です。

しかし現実には、遺言書があっても家族間で揉めるケースが少なくありません。その原因は、「なぜこのような内容にしたのか」という背景や想いが伝わっていないことにあります。

感情の整理がつかないまま、遺産の分配内容だけが一方的に伝わることで、かえって不信感や誤解を生むことがあるのです。


2. 法律と感情のギャップがトラブルを生む

遺言書は、財産を「誰に・何を・どう渡すか」を定める法的な文書です。

一方で、実際の相続トラブルの多くは、感情のすれ違いによって起こります。

  • 「なぜ自分には少ないのか説明がない」
  • 「身内よりも他人に遺すとはどういうことか」
  • 「兄弟間で差があるのは納得できない」

こうした声は、受け取る側が気持ちを理解できないことに起因します。


3. エンディングノートで“想い”を補完する

そこで活用したいのがエンディングノートです。

エンディングノートには法的効力はありませんが、遺言書では伝えきれない「気持ち」や「背景」を自由に記すことができます。

例えるなら、**遺言書が“本体”、エンディングノートは“説明書”**のようなもの。

どれだけ正しい遺言書でも、想いを伝える補足がなければ、誤解を招きかねません。


4. 遺言書+エンディングノートで安心の終活を

安心できる相続・終活のためには、**「制度」+「想い」**の両立が欠かせません。

  • 遺言書 → 法的に有効な意思表示
  • エンディングノート → 感情的な理解・納得を促す補助ツール

この2つを組み合わせることで、家族が迷わず、揉めず、故人の想いを尊重できる相続につながります。


5. まとめ:納得できる相続のカギは「気持ちを伝える工夫」

遺言書とエンディングノートは「セット」での準備が理想的です

法的な準備(遺言書)だけでなく、気持ちを伝える準備(エンディングノート)も重要

想いが伝われば、相続人の納得度は格段に高まります